INDIE GAMES JOURNAL(インディーゲームジャーナル)

新作『Tactics Greed』は戦略アクションリアルタイムストラテジー! シンプルで奥深い“指揮官プレイ”なオートチェスにぞっこんですレビュー!

by 大塚 角満

2024.8.27 14:09 | 更新

リリース3秒後に買いました

 かねてより開発者様のX(旧Twitter)でプレイ動画と開発思想を拝見し、

 「これ……絶対に俺の好きなタイプのゲームや!!」

 と大確信して、先のBitSummitの際にブースを見つけて駆け込んでしまった念願で待望な期待のタイトル『Tactics Greed』が、本日7月25日にSteamでリリースされた!!

 Steamのウィッシュリストから知らせが届いたのは昨日の深夜で、ぶっちゃけ寝る直前だったんだけど……このゲームが遊べるなら、寝ている場合じゃねえ!!!

 「うおおおお!! 買う!! しかもいまなら、リリース記念セールで20%オフ!!! 8月8日までだから、買うならいまがおトクなんだよな!!!(宣伝)」

 というわけでストアが開いた3秒後に『Tactics Greed』を購入し、チュートリアルと“ダンジョン 難度Easy”を遊んでしまったので、さっそく記事にしていこうと思う。

 でも、プレイする直前まで俺は、発売日の本日アップする記事に関しては、

 「きっとそれほどやり込めないから、簡単な紹介に留めておこうかね。レビューはその後でじっくりと書く感じで」

 と、若干ヒヨった気持ちでいた。しかし、上記の通り早々にチュートリアルとEasyを遊んでしまい、想像以上に琴線に触れまくってくれたので気が変わりました。まだ序盤しか遊んでいないことに変わりはないけど……“速報レビュー”という、じつによくわからない立ち位置の記事に仕立て上げようと思う!! そのほうが感情を入れまくって書けるからな!!ww

 ではでは、チュートリアルの様子をお見せしながら『Tactics Greed』がどんなゲームなのかを紹介していきます。

 タイトルに“戦略アクションリアルタイムストラテジー”と書いた通り、このゲームは味方ユニットといっしょに戦場を動き回りながら敵を撃破していく……という、よくある戦略シミュレーションゲームをアクション化し、その状況が刻々と変化していくリアルタイムストラテジーを掛け合わせたハイブリッドな仕様……という説明がもっともしっくり来ると思う。味方のユニットは、その行動本能(つまりAI)によって勝手に動き回り、近接ユニットは果敢に斬り込み、遠距離ユニットは遠方から弓などをプチュンプチュンとぶっ放して、魔法使いは魔法を放つ……。

 プレイヤーが操作する指揮官も当然自由に動き回ることができ、

 直接攻撃をしたり、魔法を使って味方を援護したりするのである。

 ……と、ここまで読んで、

 「なんだか、煩雑で難しそうかも……」

 なんて思われた方がいるかもしれない。実際、リアルタイムストラテジーの多くは最初に覚えなきゃいけないことが膨大にありすぎて、それだけでゲップが出るほどげんなりしてしまうことがよくある。いまから25年以上も昔、『エイジ オブ エンパイア』が出たばかりのころにこのジャンルに激ハマりし、ファミ通の当時の仲間たちと社内LANで繋いで毎日のように対戦に明け暮れていたことがあるが、みるみるうちにこのジャンルのルールや仕様が複雑化していって付いていけなくなったことが……。それ以来、リアルタイムストラテジーからはちょっと距離を置いていたのが俺の現状なのである。

 そこに来ての、『Tactics Greed』だ。

 BitSummitのときに作者のBrowser Landさんと話させてもらったんだけど、彼もそういった煩雑な操作の世界に一石を投じたいということで、ここまでシンプルを極めた『Tactics Greed』を開発したというのである。

 その言葉通り、『Tactics Greed』で指揮官がやることは、ちょこまかと動き回りながら敵の猛攻をかわし、ときに射程距離まで近づいて直攻撃をしつつ……!

 画面右下に出ている魔法のアイコンを選択して、効果的なタイミングで、絶妙な場所に放つこと。そして、

 敵の中に紛れ込んでいる宝箱のユニットを倒し、中から出てくる3つの選択肢(ユニットや魔法が入っている)から任意でひとつ選ぶこと。こうして、戦闘中に部隊がどんどんと強化されていく……と!

 ぶっちゃけ、指揮官の仕事はこれだけだ。

 でも、このコロシアムのような戦場は決して生半可なものではなく……!

 あ……(((( ;゚Д゚))) いつの間にか7対10で、我が軍が3ユニット分の劣勢になっているんだけど……!

 さらに……!!

 これは別の回だけど、5対11までいっちまったら、もう!!!

 イーーーーヤーーーーッ!!!>< これなんて、1対13!!?ww もう、指揮官の俺しか残ってないし!!!(絶望)

 テキトーにやっていると、チュートリアルの最終ステージでこういう目に遭う。正直ここで、5回くらい全滅の憂き目に遭いました(((( ;゚Д゚)))

 ここでようやく、俺はBitSummitで体験プレイをさせてもらったときにBrowser Landさんから言われた、

 「キモは、回復魔法です! ユニットのHPをこまめに観察しながら、効果的に回復しないとキツいと思います!」

 という言葉を思い出した。そこで、

 「いのちをだいじに!!」

 なんて言いながら、回復優先の立ち回りに変更。その際、いちいちユニットたちが、「隊長ステキ!!」、「回復最高!」、「やばいやばい!!」なんて、お礼とも励ましともつかないフキダシを出してくれるのがじつに楽しい。AIのユニットとはわかっていながらも、“いっしょに戦っている感”を演出してくれるこの処理は、じつにすばらしいと思ったよ。

 てなわけで、形勢逆転!!

 さんざんいじめられたチュートリアルの最終ステージも……!!

 敵のボスを撃破!!! いいねいいね!!! 思っていた以上に、『Tactics Greed』は楽しいよ!!!

 勢いに乗った俺は、

 前述の通り、難易度Easyのダンジョンへ。ここから、戦闘中に出てくる魔法やユニットもバラエティーに富むようになる。たとえば、

 この“バリア”は……!

 うぇぇぇぇぇい!!ww バリアだバリア!!ww 被ダメージ軽減やぁぁぁあああ!!ww ここで回復も掛けちゃったりしたら、ユニットの生存率が爆上がりじゃね!?

 さらに……!!

 大きさ“LARGE”の巨大ユニットや……!

 “敵の大型ユニットを狙う”なんていう頼もしい特性を持った“侍”なんていうユニットも。

 激しい戦いの中でこういったユニットや魔法をマネジメントし、

 オートチェスの方式で戦闘を続けることの楽しさよ……! 嗚呼……! このゲームに注目していた俺の目に狂いはなかった……!!

 ということで、いまも絶賛プレイ中www もっとやり込んで……つぎは作者のBrowser Landさんにインタビューだな!!

  • 商品名 Tactics Greed
  • 開発  Browser Land
  • 販売  Browser Land
  • 配信日 2024年7月24日
  • 定価  1,200円(Steam)
  • 日本語 〇
  • 公式X  https://x.com/browser_land

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