大忙しな航空管制をカジュアルに楽しむシミュレーションゲーム『Mini Airways』!次々現れる飛行機を捌くのが楽しすぎて時間溶けまくりの予感
カジュアルだけど時間が溶ける航空管制シミュレーション
2024年7月31日よりSteamで配信中の『Mini Airways』は、世界中の空港で実際に行われている管制業務をテーマとしたカジュアルなリアルタイムストラテジーゲーム。パっと見は非常にシンプルなゲームだが、航空管制の忙しさと複雑さがうまい具合に落とし込まれており、じっくり楽しめる作品だ。
複雑さがあるとは言ったものの、ローンチトレーラーを軽く見てもらえばわかる通り基本的なゲーム性は非常にシンプルなもので、
画面中央にある滑走路を軸に、外周から現れる着陸したい飛行機(ひし形)と、離陸して各ポイントに向かいたい飛行機(円形)を誘導し、離着陸成功のハイスコアを目指すだけ。
操作も簡単で、飛行機をクリックして進ませたい方向にドラッグすれば方向転換し、滑走路やウェイポイント(色付きの点)にドラッグすれば指定地点まで自動で移動してくれる……
のだが、飛行機同士の接触はもちろん、待機エリアが過密状態になったり、空域から飛行機が離脱してしまうとゲームオーバーになってしまうため、とにかく忙しい!
序盤は画面上にも5機程度しか現れないので接触の心配もなく移動の待ち時間のほうが多いのだが、ゲームが進むと着陸したい機体と離陸した機体、そして離陸待機の機体で画面がいっぱいになる。
こうなるともう大変で離着陸のタイミングや、ウェイポイントまでの移動で接触しないように迂回させたり対応するけど、滑走路を意識しすぎて迂回させた飛行機が空域を離脱したり、逆に外を外を意識しすぎて滑走路で接触したりとゲームオーバーになってしまう。
でも、この忙しさがとにかく楽しくて、基本のゲームシステムがシンプルだからこそ、ゲームオーバーになっても、もう一回とプレイをなかなかやめられない。
ゲームオーバーにならずに一定時間が経過すると、旋回ポイントやナビゲーションポイントといった空域のアップグレードもできるようになるので、アップグレードの活用方法を覚えてしまうと次こそはもっとうまくできるはずと、どんどん時間が溶けていく。
ローンチ時点ではロンドン・シティ空港(イギリス)やロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(アメリカ)、東京国際空港(日本)、北京首都国際空港(中国)といった世界各国15箇所の空港が用意されており、
滑走路の数や向きはもちろん飛行禁止空域や標高の高い山地、時間で変化する一方通行空域など、各空港で異なるプレイ体験が楽しめるのもポイント。
特定のマップではランダムイベントもあるようで、ラガーディア空港では実際の航空事故を元とした「ハドソン川の軌跡」再現イベントも発生する。
フライトシミュレーターも軽~く触る程度には飛行機をテーマとした作品が好きな私的には飛行機の誘導時に無線が流れるのも雰囲気があっていい。意識してないところで空中衝突防止装置の警告だったり、ゴーアラウンドの音声が流れるとめちゃくちゃ焦るけど……。
ちなみに、この手のシミュレーションに詳しい方は地下鉄をテーマとした『Mini Metro』を思い浮かべるかもしれないが、そちらとは無関係。タイトルやビジュアル、ゲーム性は意識している部分はありそうだが、『Mini Metro』の続編ではないことを明記しておく。
本作は航空管制をテーマとしたリアルタイムストラテジーだが、紹介の通りゲーム性自体は非常にシンプルで、飛行機への知識も必要としないカジュアルなものとなっている。
動画や本稿で『Mini Airways』に興味を持った方は、いくつかの空港でのプレイが楽しめるデモ版も配信されているので、ぜひチェックしてみてほしい。
- 商品名 Mini Airways
- 開発 CCC Games
- 販売 Erabit
- 配信日 2024年7月31日
- 定価 950円(Steam)
- 日本語 〇
- 公式SNS https://x.com/NpaMiniAir