INDIE GAMES JOURNAL(インディーゲームジャーナル)

算数が苦手な筆者でも“解ける快感”を味わえた! 四則演算とジグソーパズルが組み合わさった『Electrogical』が楽しい!

by INDIE GAMES JOURNAL編集部

単純だけど奥深い!

 筆者は少年時代から完全文系な人間で、数学(ていうか算数)に関しては小学校で“終了”した身である。

 要するに計算がすこぶる苦手なため、ゲームにおいても複雑なダメージ計算とかシナジーなんてほぼ考えず、脳の周辺だけを使った遊びで満足することが多いのだ。

 そんな俺が、国内のインディーゲームイベントに足を運ぶたびに、

 「なんか……気になる……!!」

 と、その挙動から目が離せなくなっていがゲームがある。それが、ここで紹介する……!!

 『Electrogical』である。株式会社Phoenixxから2024年11月22日にリリースされた、四則演算とジグソーパズルが合体したかのような、非常にやり応えのあるパズルゲームだ!!

 そう、つまり……!! 数字が書かれたパズルのピースを足し算、引き算、掛け算といった四則演算に則って、ステージごとに設定された“答えの数字”になるように配置するゲームってこと!!!

 算数が苦手な俺にとっては、もしかして天敵みたいなパズルゲームなの!?

 なんて、ちょっとドキドキしながらインディーイベントの会場で人がプレイするのを眺めていたんだけどね。

 やっていることは、ゲームの概要説明にもある、

・時間制限のないパズル
・数字を操るギミック
・ピースを組み合わせるパズル
・やり込めるスコア要素
・プレイヤー毎のクリエイティブな解き方

 ↑この通りのゲーム性で、じつにシンプルかつ奥深い仕様になっている。ピースの繋げかたによる数字の増減は、“唯一の答えを見つけるゲーム”ではなく、“無数に存在する解き方をプレイヤーが見つけるゲーム”にすることに結び付いていて、いい感じに脳ミソを刺激してくれるようなのである。

 ……ってことを、人がプレイしているのを見ただけでヒシヒシと感じてしまったので、年末進行の仕事が落ち着いたころを見計らって購入し、

 「算数が苦手なボクでもできるかな……!」

 と、若干ビビりながらプレイを始めたのであった。

 すると……!! これがもう、思った通りのおもしろさで満ちていて、時間を忘れてプレイしてしまいました!!

 やはり、前述の通り“答えがひとつじゃない”ってところがミソで、パズルゲームというより……モノ造りをしている感覚に近い快感がある。とくに、

 ぬう……。この配置だとステージクリアーの“7”にならんな……!

 シャカシャカシャカ……と頭の中で高速暗算しながら(ウソ)、ピースの並びを変えたら……!

 よし!! 突破!! つぎのステージ、カムヒア!!

 文章を書いているだけではなかなか刺激できないツボを押されている気がして、じつに頭が気持ちいいのであるww

 そんな、つぎのステージは……!

 うお……!!! 地獄の演算問題ッッ!!! パッと見、まったく答えがわからねえ!!!

 実際、しばらく失敗しまくりました^^;

 どう考えても、出口にある答えの“8”に持って行けねぇよ……!!><

 それでも、考えること十数分……!! 歓喜の瞬間が……!!!

 あッ!!! これ、キタんじゃね!!? 通電通電!!!

 解けたぁぁぁああああ!!!www 気ン持ちいいぃぃいいい!!!www

 ……まあ算数が得意な人からしたら、

 「どこが難しいんだこの問題wwww」

 と、思いっきり鼻で笑ったことだと思うけどね。

 もちろん、ステージが進んでいくとギミックも多彩になってきて、

 ああああ……! もう、どうしていいやら……><

 こんな感じになっていくが、すっかり理系に目覚めた俺はもっともっと複雑なステージに挑みたくて武者震いをしているよ。

 こういった、老若男女問わず楽しめるゲームって、いいな。年末に実家に帰ったら、SteamDeckに入れたこのゲームを年老いた両親に遊ばせてみようかな。

 なんてことを思いましたとさ。

  • 商品名  Electrogical
  • 開発   kinjo
  • 販売   Phoenixx Inc.
  • 配信日  2024年11月22日
  • 定価   ¥880
  • 日本語  〇

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