INDIE GAMES JOURNAL(インディーゲームジャーナル)

【TGS2024】やっと遊べた『サマーロード』! ずっと注目していたゲームは、やっぱり楽しかった!

by 大塚 角満

ようやくプレイできました

 その存在が発表されたときからSteamのウィッシュリストの中央に鎮座し、リリースをいまかいまかと待ち望まれているタイトルが存在する。それが、REBUILD GAMESさんが開発を続けている↓こちらのゲーム!!

 『サマーロード』!!

 バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベル“GYAAR Studio”が主催するインディーゲームコンテスト“第2回GYAAR Studio インディーゲームコンテスト”の入賞作品だけど、俺はこのコンテストで受賞する前から、『サマーロード』には注目していたのである。

 その理由は、『MOTHER』シリーズを髣髴とさせるノスタルジックな見た目とコミカルな“ノリ”、そして何より、ゲーム説明にある各種のキーワードが琴線に触れまくってくれたからだ。それが↓コレなんだけどね……!!

◆◆◆

忙しいおとなへ贈る 10分で楽しむローグライトRPG

「オート」×「アイテム合成」×「ローグライト」

ゲーム画面の半分を占める巨大なインベントリだけを操作し、アイテムの装備・合成だけで攻略するRPGです。移動・攻撃などのアクションはオートで進行しますが、装備の組み合わせによってキャラの取るアクションが変化します。1プレイは10分ほどですが、道中のルート・イベントの選択によって冒険が変化するので何度も遊べます。

◆◆◆

 さらに、簡潔に絞られて説明にはつぎのような記述もある……!!

 「ハックアンドスラッシュのアイテムの付け替えだけに焦点を絞った、オートバトルのローグライトRPG」

 こ、コレは……!!!

 オート!! アイテム合成!! ローグライト!! そしてハクスラ!!!

 ナニこの、俺の大好きな言葉TOP5に入るキーワードの数々……!! コレに対抗しうる言葉って、「給料日」くらいしか思いつかねえよ……!!!

 ってくらい、俺は『サマーロード』の存在に惹かれまくっていたのだ。よって、取材で訪れるインディーゲームイベントでは真っ先にこのゲームのブースを訪れて、人がプレイする様子を眺めていたのである。

 ところが、俺が注目するくらいだから『サマーロード』は大人気で、いつ行っても誰かしらが遊んでいてずっと未プレイだったんだよね……。今年3月のインディーゲームサミットのときも、7月のBitSummitのときも……!

 でも……!!

 先の東京ゲームショウ2024のインディーゲームコーナーで、ついに……!!

 うおおおお!!! やっとやっと、『サマーロード』で遊べたああああ!!! こ、これぞ悲願……>< 東京ゲームショウに行ってホントによかった……!!

 というわけで、オートでハクスラでアイテム合成でローグライトなノスタルジック系RPG、『サマーロード』をプレイしてみた。

 “10分で遊べる”と銘打たれているだけあって、ゲームのテンポ、操作系が非常に小気味よく、それがオートで動くキャラの行動と相まって気持ちいいのなんの……!

 プレイヤーは、美しく描かれたクォータービューのマップの中を走り回るキャラを眺めながら、ぽろぽろと敵からドロップするアイテムをひょいひょいとキャラに付け替え(さすがハクスラ)、ステータスや行動の変化を楽しみつつ、ルートやイベントの選択を行っていく。その間も忙しく動き回るキャラたちは敵を見つけてバトルに突入したりするので、立ち回りやHPの残量に注意を払いつつ、ときにスキルを使ってあげて後押しをしたりする……と。

 オート進行のゲームって、ともするとキャラが思い通りに行動してくれなくてストレスを感じることがあるけど、『サマーロード』はあえて短いスパンで1ゲームをまとめることに舵を切っているからか、そういった余計なストレスを感じることはいっさいなかった。体験プレイの最初から最後まで、俺が想像していた通りの“オートバトル+ハクスラ”が実現されていて、ちょっと感動してしまうレベルだったよ……!! かといってゲーム内容が薄いなんてことはまったくなく、ウィットに富んだセリフのやり取りやイベントの細かな演出まで手を抜くことなく作り込まれていて、好感度は爆上がり。

 「やはり、俺の目に狂いはなかった……!!」

 と、すべてを肯定された気分になりました。

 製品版は、最強装備を目指してのトレハンや、パーティーの細かな役割分担など、ハクスラ好きにはたまらない内容になりそうなので、期待は高まるばかり。早く発売されないかなーーー!!

  • 商品名  サマーロード
  • 開発   REBUILD GAMES
  • 販売   REBUILD GAMES
  • 配信日  2025年
  • 日本語  〇

上に戻る