INDIE GAMES JOURNAL(インディーゲームジャーナル)

ヴァンサバライクゲーの秀作! 初代『Diablo』を思い出させる『Halls of Torment』をじっくり味わってほしい!

by 大塚 角満

秋の夜長にピッタリ……か!?

 ライターによってゲームの好みがまったく違うので、当サイトの記名記事でピックアップされるタイトルは非常にバラエティーに富んでいると思うのだが、筆者はここ数年、いわゆる“ヴァンサバライク”にどっぷりなので、それ系の新作が出ると中身もほとんど確認せぬまま、脊髄反射で購入までしてしまう。そんなことをしていると当然ながら、

 「うーーーん……。これは好みじゃなかったかも……」

 というタイトルが積み上がることにもなるんだけど……!!

 本日紹介するのはもちろん、最近遊んだヴァンサバライクの中でも5本の指に入る秀作!! 2024年9月24日にChasing Carrotsさんから発売されたばかりの『Halls of Torment』だ!!

 どんなゲームかと言うと……もう“ヴァンサバライク”のひと言にすべてが集約されている気もするのだが、公式のゲーム説明を読んでもらえば、より洗練かつ工夫が凝らされたゲームであることがわかると思う。

【『Halls of Torment』とは】

『Halls of Torment』は、90年代後半のRPGを彷彿させる、レトロなプリレンダリングCGスタイルのホードサバイバルゲームだ。数あるヒーローの中から1人を選び、死を賭して「苦悶の広間」に挑め。冥界の邪悪な敵と戦い、次々と押し寄せる怪物どもの波を乗り越えて、苦悶の王《ロード》たちに立ち向かえ。キャラクター特性やアビリティ、アイテムでヒーローを強化せよ。ラン毎に新たな最強ビルドを作り上げろ。バリエーション豊かで広大な地下空間を探索し、強力なアイテムを見つければ、深淵のさらに奥深くまで突き進むことが可能になる。

 四方八方から迫りくる邪悪な怪物どもをキャラの特性を活かしながら蹴散らし、アビリティやアイテムでじゃんじゃんパワーアップして奥へ奥へと突き進んでいく。その道中では、

 誰か捕らえられてる!!!

 な、なんだこの謎の書物は……!!

 “苦悶の広間”の真相に迫るような緊迫の展開も……!

 そのレトロ感あふれるグラフィックも、ゲームを包む世界観も、敵も、ゲーム展開も、誤解を恐れずに言えば初代『Diablo』を彷彿とさせるものがあるわ……! 薄暗いダンジョンを探索することが怖い&楽しすぎて、当時勤めていた編集部で『Diablo』禁止令が出るくらいドハマりする編集者が続出したんだよなぁ……! 『Halls of Torment』をプレイするたびに、その当時の風景がフラッシュバックするわ……w

 筆者はまだ始めたばかりで、キャラもまったく解放されていない状況なんだけど、あまりに楽しくてフライング気味に紹介してしまいました。ハクスラ黎明期の息吹を感じたい人は、ぜひ遊んでみてください!!

  • タイトル:Halls of Torment
  • 開発:Chasing Carrots
  • 販売:Chasing Carrots
  • プレイ人数:1~4人(画面分割対戦)
  • 日本語:〇

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